けいれんについて
けいれんとは、自分の意思とは関係なく、手足や体が突然ガクガクと動いたり、硬直したりする症状です。突然起こることが多く、ご本人はもちろん、ご家族も大きな不安を感じます。
けいれんの原因は様々です。てんかん以外にも、高熱、低血糖、電解質異常、脳卒中、脳腫瘍、薬物の影響など、多くの原因が考えられます。「けいれん=てんかん」ではないため、まずは原因を調べることが大切です。
けいれんを起こしたことがある方、ご家族がけいれんを起こして心配な方は、京都市伏見区のやまな脳神経クリニックへ一度ご相談ください。
てんかんとは
てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮することで、けいれんや意識障害などの発作を繰り返す病気です。発作は突然起こり、通常は数秒から数分で自然におさまります。
てんかんは子供や若い方の病気というイメージがあるかもしれませんが、実際にはあらゆる年齢で発症する可能性があります。近年は高齢化に伴い、脳卒中や認知症などをきっかけに発症する高齢者のてんかんも増えています。
適切な治療を受けることで、多くの方は発作をコントロールしながら日常生活を送ることができます。
てんかん発作の種類
てんかんの発作は、大きく「全般発作」と「部分発作(焦点発作)」に分けられます。
全般発作
全般発作は、脳全体が一度に興奮して起こる発作です。代表的なものに以下があります。
強直間代発作
突然意識を失い、全身が硬直した後、ガクガクとけいれんする状態です。最もイメージしやすい大きな発作です。
欠神発作
数秒~十数秒間、ぼんやりして動きが止まります。けいれんは起こりません。子供に多く見られます。
ミオクロニー発作
一瞬、手足や体がピクッと動く。物を落としたり、つまずいたりすることがあります。
部分発作(焦点発作)
脳の一部から始まる発作です。意識がある場合とない場合があります。
- 手や顔の一部がけいれんする
- 視覚や聴覚の異常を感じる
- 急に不安になる、既視感がある
- 口をもぐもぐさせる、手をもじもじさせるなどの動作を繰り返す
部分発作から始まり、脳全体に広がって全身けいれんに至ることもあります(二次性全般化)。
このような症状は受診を
以下のような症状がある場合は、受診をおすすめします。
- けいれんを起こしたことがある
- 意識がぼんやりする発作を繰り返す
- 急に動きが止まり、数秒後に何事もなかったかのように戻る
- 寝ている間に体がガクガク動いていると言われた
- 物を落としたり、つまずいたりすることが増えた
発作の様子は、ご本人よりもご家族や周囲の方がよく覚えていることが多いです。受診の際は、発作時の様子を見ていた方に同席していただくか、可能であれば動画を撮影しておいていただくと、診断の参考になります。
当院での検査
けいれんやてんかんの原因を調べるために、まず詳しい問診を行います。発作がいつ、どのような状況で起きたか、発作中の様子、発作後の状態などを丁寧にお聞きします。
MRI検査
当院ではMRI検査を実施しています。MRI検査では、脳に構造的な異常(脳腫瘍、脳血管奇形、脳卒中の痕など)がないかを確認します。てんかんの原因となる病気が見つかることもあり、治療方針を決める上で重要な検査です。
なお、てんかんの診断には脳波検査が必要となることが多いですが、当院では脳波検査は行っておりません。MRI検査で脳の状態を確認した上で、必要に応じて脳波検査が可能な専門医療機関をご紹介いたします。
治療について
てんかんの治療は、抗てんかん薬による薬物療法が基本となります。適切な薬を適切な量で服用することで、多くの方は発作をコントロールすることができます。
抗てんかん薬には様々な種類があり、発作のタイプや年齢、ライフスタイルに合わせて選択します。薬は長期間にわたって服用を続ける必要があるため、定期的な通院と自己判断での中止を避けることが重要です。
てんかんの専門的な管理が必要な場合や、薬でコントロールが難しい場合は、てんかん専門医のいる医療機関へご紹介いたします。当院では、近隣の専門施設との連携体制を整えており、患者様の状態に応じて適切な医療機関へおつなぎします。
けいれん・てんかんでお悩みの方へ
けいれんやてんかんは、ご本人だけでなくご家族にとっても不安の大きい症状です。しかし、適切な診断と治療によって、発作をコントロールしながら日常生活を送ることは十分に可能です。
けいれんを起こしたことがある方、てんかんと診断されているがセカンドオピニオンを受けたい方、発作のような症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。MRI検査で脳の状態を確認し、必要に応じて専門医療機関と連携しながら対応いたします。






