院長紹介
山名 則和
やまな のりかず
ご挨拶greeting
私は京都大学医学部脳神経外科及びその関連病院で20年以上にわたり、脳卒中をはじめとする脳血管疾患の治療に携わってまいりました。急性期医療の現場で多くの患者様を診る中で、「悪くなる前に何とかしたい」「再発を防ぎたい」という思いが強くなり、2021年に当院を開院いたしました。
脳の病気は早期発見・早期治療がとても大切です。当院では、不安を抱えて来院された患者様がその日のうちに検査を受けて、心配事を解消してお帰りいただけるよう、即日MRI検査・即日結果説明を基本としております。
頭痛やめまい、手足の痺れなど、気になる症状がございましたら、些細なことでもお気軽にご相談ください。地域の皆様の健康を守るかかりつけ医として、お一人おひとりに寄り添った診療を心がけてまいります。
略歴biography
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2000年
信州大学医学部 卒業
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2000年
京都大学医学部 脳神経外科
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2001年
大阪赤十字病院 脳神経外科
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2003年
京都大学大学院 博士課程
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2006年
姫路医療センター 脳神経外科
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2011年
京都大学医学部 非常勤講師(兼任)
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2014年
天理よろづ相談所病院 脳神経外科
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2017年
康生会武田病院 脳神経外科 特任部長
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2021年
やまな脳神経クリニック 開院
資格
- 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 脳血管内治療専門医
- 日本医師会 認定産業医
- 臨床研修指導医養成講習会 臨床研修指導医
- 厚生労働省認定緩和ケア研修会修了
- 京都大学 医学博士
所属学会
- 日本脳神経外科学会
- 日本神経内視鏡学会
- 日本脳卒中学会
- 日本脳卒中の外科学会
- 日本脳神経血管内治療学会
- 日本認知症学会
など
受賞歴
- 2007年 日本脳神経外科学会 学会奨励賞
interview
ドクターズインタビューinterview
やまな脳神経クリニック
院長山名 則和Norikazu yamana

幼い頃の憧れが、医師への道を拓いた
脳神経外科医として歩んできた20年
医師を志したきっかけは?
幼い頃は体が弱く、3日に1回は病院に通っていました。その時にお世話になった小児科の先生がとても温かい方で、子供ながらに「こんな仕事ができたらいいな」と憧れを持つようになりました。
高校卒業後は遺伝子工学の研究に進みましたが、研究を続ける中で、自分は研究室よりも現場で人と向き合う仕事がしたいと気づきました。細胞を相手にするよりも、目の前の人を直接助けたい。そう思った時、幼い頃の経験を思い出し、医学部に入り直すことを決めました。
脳神経外科を選ばれた理由は?
医学部で様々な分野を学ぶ中で、自分の手で患者様を治せる外科に魅力を感じました。その中でも脳神経外科は、顕微鏡を使った繊細な手術が求められる分野です。難しいからこそ挑戦したいという気持ちがありました。
脳は「人間を人間らしくする」部分を司る臓器です。記憶や感情、思考など、その方の人生そのものに関わる部分を守る仕事に携われることにやりがいを感じています。卒業後は京都大学の脳神経外科に入局し、顕微鏡手術だけでなく、カテーテル治療や内視鏡手術の技術も習得しました。脳だけでなく、首や腰の脊椎手術も数多く経験してきました。
「悪くなる前に何とかしたい」
地域に根差した脳神経外科クリニックを目指して
開業を決意されたきっかけは?
急性期病院で多くの患者様を診てきましたが、脳卒中の再発で戻ってこられる方が少なくありませんでした。病院では急性期の治療が中心となるため、退院後のフォローが十分にできないもどかしさがありました。「悪くなる前に何とかしたい」「再発を防ぎたい」という思いが次第に強くなっていきました。
脳神経外科医で開業する医師はとても少なく、全体の2%にも満たないと言われています。多くの脳外科医は病院に残りますが、地域で脳の病気を早期発見し、予防につなげる役割を担う医師も必要です。誰もやらないなら自分がやろう。そう決意して開院しました。
どうして伏見で開院を?
伏見は私の地元であり、土地勘があったことが大きいですね。また、京都大学や京都医療センターなど、長年お世話になった病院との連携がしやすい点も決め手になりました。
開院前、伏見区には脳神経外科のクリニックがありませんでした。人口28万人の地域で、脳の専門的な検査を受けられる場所がなかったのです。大きな病院でMRI検査を受けようとすると、2~3か月待ちということも珍しくありません。地域の方がすぐに検査を受けられる場所をつくりたいという思いがありました。
不安をその日のうちに解消したい
即日検査・即日説明へのこだわり
クリニックのMRI検査にはどのような特徴が?
当院ではフィリップス社製の高性能MRIを導入しています。さらに「SwiftMR」というAI画像処理システムを組み合わせることで、検査時間を約8分に短縮しながら、鮮明な画像を得ることができます。このシステムをサーバー設置型で運用しているクリニックは、全国でも当院が初めてです。
また、頭部だけでなく、肩や膝などの関節、腹部の検査にも対応しています。近隣の医療機関からのご依頼も増えており、幅広い部位の検査が可能です。
MRI検査に苦手意識をお持ちの方も多いと思いますが、当院では検査中に映像や音楽を楽しめるシステムを導入し、壁面への映像投影も行っています。「他の医療機関では怖くて受けられなかったけれど、ここでは大丈夫だった」というお声をいただくことも多いです。不安を抱えて来院された方が、その日のうちに検査を受けて、安心してお帰りいただける。それが当院の目指す診療です。
どのような症状で来院される方が多いですか?
初診でお越しになる方の約6割は頭痛です。特に片頭痛の方が多く、長年悩まれている方も少なくありません。そのほか、めまい、手足の痺れ、肩こり、腰痛などでご相談いただくことも多いですね。
頭痛の治療は近年大きく進歩しています。片頭痛の予防薬として注射薬が登場し、当院でも導入しています。従来の治療では十分な効果が得られなかった方でも、症状が改善されるケースが増えています。また、最近では経口薬も登場しました。患者様の症状やライフスタイルに合わせて、適切な治療法をご提案しています。
目を見て話し、一緒に考える
患者様に寄り添う丁寧な診療
診察で心がけていることは?
患者様のお話をしっかり聞くことを大切にしています。カルテへの入力は後回しにして、診察中はなるべく患者様の目を見てお話を伺うようにしています。初診の方には検査も含めて2時間ほどお時間をいただいていますが、それは納得していただけるまで丁寧にご説明したいからです。
検査結果をご説明する際は、モニターを患者様の方に向けて、一緒に画像を見ながらお話しします。同じものを見ることで、ご自身の状態をより理解していただけると思っています。疑問や不安があれば何でもお聞きください。すべての質問にお答えして、安心してお帰りいただきたいと考えています。
認知症の患者様やご家族へのサポートは?
認知症でお越しになる方も多くいらっしゃいます。ご本人に自覚がなく、ご家族が心配されて連れてこられるケースがほとんどです。検査をしている間に、ご家族だけでお話を伺う時間を設けるようにしています。日頃の介護の大変さや不安な気持ちを聞かせていただくことも、大切な診療の一部だと考えています。
ご家族だけで抱え込まないよう、ケアマネジャーやデイサービスとの連携、介護保険の活用など、様々な支援の選択肢をご案内しています。また、当院はMCI(軽度認知障害)を対象とした新薬「レケンビ」「ケサンラ」のフォローアップ施設として登録されており、導入施設へのご紹介から継続治療まで対応が可能です。物忘れが気になる方は早めにご相談ください。
近隣の医療機関との連携は?
おかげさまで、近隣の内科や整形外科の先生方からMRI検査のご依頼をいただく機会が増えています。頭部だけでなく、肩や膝などの関節、腹部の検査にも対応できるようになりましたので、幅広いご依頼にお応えしています。
内科の先生方にとって、「この症状で脳神経外科に紹介していいのだろうか?」と迷われることもあると思います。そういった時に気軽にご相談いただける存在でありたいと考えています。また、当院で急性期の治療が必要な患者様が見つかった場合は、京都大学や京都医療センターなどの連携病院へ速やかにご紹介しています。
些細なことでも構いません
気になる症状があれば、お気軽にご相談を
最後に、患者様へメッセージをお願いします
脳神経外科というと敷居が高く感じられるかもしれません。しかし、頭痛やめまい、肩こり、腰痛など、日常的な症状でお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。検査の結果、大きな問題がなければ安心してお過ごしいただけますし、万が一何か見つかった場合も、早期に対応することができます。
40歳を過ぎたら一度はMRI検査を受けていただきたいと思っています。50代、60代になったら年に1回の検査をおすすめします。血管は少しずつ変化していきますので、定期的にチェックすることが大切です。些細なことでも構いません。気になることがあれば、いつでもお越しください。






