MRI検査について
MRI(磁気共鳴画像撮影法)は、強力な磁石と電波を使って体の内部を画像化する検査です。CT検査と異なり放射線を使用しないため、被ばくの心配がありません。
MRI検査では、脳の断面を鮮明に映し出すことができます。脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、動脈瘤などの発見に優れており、脳血管疾患の早期発見に欠かせない検査です。また、脳だけでなく、首や腰の脊椎、肩や膝などの関節、腹部の臓器なども撮影することができます。
京都市伏見区のやまな脳神経クリニックでは、頭痛やめまい、痺れなどの症状がある方に対して、原則として即日MRI検査を行い、その日のうちに結果をご説明しています。
当院のMRI装置
当院では、フィリップス社製の1.5テスラMRI装置を導入しています。1.5テスラは、総合病院でも広く使用されているクラスの装置で、高画質な画像を撮影することができます。
MRI装置には様々なメーカーがありますが、当院では画質の良さに定評のあるフィリップス社製を選択しました。近隣の医療機関からMRI検査の依頼をいただくことも増えており、病診連携・診診連携においてもきちんとした画質の画像をお渡しすることが重要と考えています。
AI画像処理システム「SwiftMR™」
当院では、AirsMedical社が開発したAI画像処理システム「SwiftMR™(スイフトエムアール)」を導入しています。このシステムをオンプレミス(院内設置型)で導入したのは、クリニックとしては全国初です。
SwiftMR™は、MRIで撮影した画像をAIが自動的に最適化するシステムです。画像に含まれるノイズを除去し、より鮮明な画像に仕上げます。これにより、従来と同等以上の画質を保ちながら、検査時間を大幅に短縮することが可能になりました。
オンプレミス方式では、サーバーが院内にあるため、患者様の画像データを外部に送信する必要がありません。データの安全性を確保しながら、迅速な画像処理が可能です。
検査時間の短縮
従来のMRI検査では、頭部の撮影に約12分程度かかっていました。SwiftMR™の導入により、当院では約8分で検査を完了することができます。
MRI検査は、狭い空間の中でじっとしている必要があります。検査時間が長いほど、患者様の負担は大きくなります。特に狭いところが苦手な方や、じっとしていることが難しいお子様、ご高齢の方にとって、検査時間の短縮は大きなメリットです。
「4分の差」と思われるかもしれませんが、実際に検査を受けられた方からは「思ったより早く終わった」「楽に受けられた」というお声をいただいています。
狭いところが苦手な方への配慮
MRI検査に対して「狭い」「怖い」というイメージをお持ちの方も多いと思います。当院では、狭いところが苦手な方にも安心して検査を受けていただけるよう、様々な工夫をしています。
映像・音楽システム
検査中に映像や音楽を流すことができます。好きな映像を見ながら、あるいは音楽を聴きながら検査を受けることで、気が紛れ、リラックスして過ごしていただけます。お持ちのDVDを持ち込んでいただくことも可能です。
壁面への映像投影
検査室の壁面に映像を投影するシステムを導入しています。これは京都でも珍しい設備で、まるでアトラクションのような雰囲気の中で検査を受けることができます。
残り時間の表示
検査中、あとどれくらいで終わるかがわかると安心できるものです。当院のMRIでは、検査の残り時間を表示する機能があり、「あと何分」という目安を確認しながら検査を受けていただけます。
これらの工夫により、狭いところが苦手で他院でMRI検査を受けられなかった方が、当院では検査を完了できたというケースも少なくありません。ご不安な方は、事前にご相談ください。
全身のMRI検査に対応
当院のMRIは、頭部だけでなく全身の撮影に対応しています。
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- 頭頚部:頭部MRI・MRA(脳血管撮影)、頚椎MRI、頚動脈MRA
- 脊椎:胸椎MRI、腰椎MRI
- 関節:肩、肘、手首、股関節、膝、足首など
- 腹部:MRCP(胆管・膵管撮影)
近隣の内科や整形外科の先生から、「患者様のMRI検査をお願いしたい」とご依頼いただくことも増えています。頭頚部や脊椎の画像は当院で即日説明を行い、その他の部位については放射線科医による読影レポートを翌日以降にお送りしています。
即日検査・即日結果説明
大きな病院でMRI検査を受けようとすると、予約が2~3か月先になることも珍しくありません。その間、「もしかしたら重大な病気かもしれない」という不安を抱えながら過ごすのは、患者様にとって大きなストレスです。
当院では、原則として「即日検査・即日結果説明」を行っています。来院されたその日にMRI検査を受けていただき、検査後すぐに結果をご説明します。「心配事をその日のうちに解消する」これが当院の基本方針です。
検査の結果、緊急性の高い異常が見つかった場合は、速やかに連携病院へご紹介いたします。MRI検査で診断がついた状態で紹介できるため、搬送先での治療開始がスムーズになります。
専門医による診断
MRI検査は、撮影するだけでは意味がありません。撮影した画像を正確に読み取り、診断につなげることが重要です。
当院の院長は、京都大学医学部脳神経外科で20年以上にわたり脳血管疾患の治療に携わってきました。脳の手術だけでなく、首や腰の脊椎手術も数多く経験しており、脳から脊椎まで幅広い領域の画像診断に対応できます。
高性能なMRI装置と、長年の経験に基づく診断力を組み合わせることで、より正確な診断を目指しています。
MRI検査をご希望の方へ
頭痛、めまい、痺れ、物忘れなど、脳や神経に関する症状でお悩みの方は、MRI検査で原因を調べることをおすすめします。当院では即日検査に対応しており、お電話でのご予約も受け付けています。
狭いところが苦手で検査に不安がある方、他院でMRI検査を受けられなかった方も、お気軽にご相談ください。検査時間の短縮や映像・音楽システムなど、できる限りの配慮をいたします。
脳ドック・脊髄ドックのご案内
症状がない方でも、定期的にMRI検査を受けることで、脳卒中や脊椎疾患のリスクを早期に発見することができます。当院では、脳ドック・脊髄ドックも実施しています。






